「観るだけの演劇」ではなく、「参加して、変える演劇」。
フォーラムシアターは、観客が登場人物として問題を含んだ劇の中に入り込み、解決の糸口を探る参加型の演劇です。世界中で広く実践されており、対話と体験を通して考えを深めていきます。
2023年8月と2024年12月の劇作家協会公開講座に続いて、3回目の開催となるフォーラムシアターです。
公募による地元岡山からの参加者とともに、新たなシチュエーションで、演劇の現場におけるハラスメントについて考えていきます。
《フォーラムシアターとは》
演劇で考え、問題を共有し、討論する手法です。ブラジルの演出家、アウグスト・ボアール(1931ー2009)によって生み出され、世界90カ国以上の学校や地域などさまざまな場所で活用されています。
まずはじめに、問題を含んだ劇を上演します(アンチモデル)。1回目は、問題が解決されないまま終わります。
つづいてもう一度、同じ劇を上演します。「こう変えてよりよい結末になるか試したい」という場面になったら、観客は手を上げて劇を止め、登場人物に代わって新しいセリフや行動を演じます。
その結果、問題解決の可能性は見えてきたか、さらにどうすればよいかを、演じることと話し合いを通じて考えていきます。
当日のフォーラムシアターで行われるのは、よりよい結末へのプロットを考えることでもあります。その過程が、今回のテーマであるハラスメントについて考えることにもなります。
《ご来場にあたって》
直接的な暴力を舞台上で演じることはありませんが、フラッシュバックを引き起こす可能性もあります。ご来場にあたってはご留意ください。気分が悪くなるようなことがあれば、いつでも退席できます。
会場
アートサロン
日時
2025年11月1日(土)
15:00〜18:00 (開場14:45)
出演・登壇
赤澤ムック
坂本 鈴
関根信一
小川隆正
津森道満
深海哲哉
藤井タツキ
マキノノゾミ
松尾千晶
協力
花崎 攝
企画
日本劇作家協会 ハラスメント防止啓発ワーキンググループ

赤澤ムック

坂本 鈴

関根信一

小川隆正

津森道満

深海哲哉

藤井タツキ

マキノノゾミ

松尾千晶
赤澤ムック Akazawa Muck
劇作家・演出家・俳優
劇団「黒色綺譚カナリア派」主宰。2011年の活動停止公演『誤/娯楽』以降は、商業演劇から2.5次元作品まで幅広く活動しながら、宮城県が行う震災復興から生まれた演劇祭など地方での演劇作りにも携わる。本年の脚本作品は、舞台版『花郎』、ミュージカル『東京リベンジャーズ』、SOLO Performance ENGEKI『MAGENTA』、『時をかけ・る~LOSER~2】
活動拠点:東京
坂本 鈴 Sakamoto Rin
劇作家・演出家
劇団だるめしあん代表。劇作家女子会リーダー。劇団劇作家所属。昭和音楽大学、桐朋学園芸術短期大学、尚美学園大学、日本大学芸術学部、非常勤講師。NHK文化センター「脚本を書いてみよう」講師。
関根信一 Sekine Shinichi
劇作家・演出家・俳優
1992年よりオープンリーゲイの「劇団フライングステージ」代表。日本のゲイのリアルな姿を描き続けている。近作に『こころ、心、ココロ 日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語』。児童青少年向け演劇の作、演出も多く手掛ける。LGBTQの小学生を主人公とした『わたしとわたし、ぼくとぼく』(劇団うりんこ)など。
活動拠点:東京
小川隆正 Ogawa Takamasa
市民俳優(「老いのプレーパーク」岡山代表)
70歳直前で人生初のオーディションに次々挑戦。未経験ながら、ミュージカル、演劇、シャンソン歌唱とそれまで無縁の舞台に年間20回。菅原直樹『老人ハイスクール』、松井周『終点まさゆめ』の作品などに出演。市民俳優仲間と演劇グループを結成し活動中。戯曲への挑戦は落選歴有。趣味のピアノ弾き語りでYouTube動画もアップ。
活動拠点:岡山県
津森道満 Tsumori Michimitsu
劇作家
2003年、岡山県生まれ。中高の演劇部や鳥の劇場主催のワークショップ、岡山ハレノワ/シンフォニーホールでのミュージカルワークショップを通して演劇に触れる。並行して創作を始め、2024年度「みんなが書く戯曲のコンテスト」で優秀賞を受賞。現在は、鳥取を拠点とする「劇団ヘンカ」に所属し、俳優・脚本として活動している。
活動拠点:岡山県・鳥取県
深海哲哉 Fukami Tetsuya
演出家・俳優
若手演出家コンクール2024優秀賞。「グンジョーブタイ」主宰、「アマヤドリ」所属。2026年秋、グンジョーブタイ第12回本公演を予定。岡山では「児島ボート」のCMに出演。全国のラーメンを食べ歩くことが趣味。最近はコンビニやチェーン店の地域限定メニューに夢中。
活動拠点:広島・東京
藤井タツキ Fujii Tatsuki
演出家・劇作家・俳優
「カクウノ劇団」主宰。演出だけでなく劇作家、演者としても精力的に活動している。広島県福山市を拠点に活動中。第八回中国ブロック劇王俳優賞受賞。主な出演作:ITI「演劇を通して世界を見る」シリーズ『母と娘の物語 ハイル・ターイハ』、Innovative Incubation of Regional Arts地域間新進芸術交流普及促進事業2025『そして羽音、ひとつ』など。
活動拠点:広島県福山市
マキノノゾミ Makino Nozomi
劇作家・演出家。
1959年生まれ。1984年より2010年まで「劇団M.O.P」主宰。1998年『東京原子核クラブ』で読売文学賞、2010年『ローマの休日』で菊田一夫演劇賞、2000年『高き彼物』で鶴屋南北戯曲賞、2022年『昭和虞美人草』で芸術選奨文部科学大臣賞など。NHK連続テレビ小説『まんてん』や映画『真田十勇士』など映像脚本も手掛ける。2022年には紫綬褒章を受章。
松尾千晶 Matsuo Chiaki
俳優
岡山大学演劇部出身。2019年「劇団カタオモイ」旗揚げ。繊細な心情の表現、会話劇を得意とする。現在まで主催公演のほか、他劇団の公演にも精力的に参加。主な出演。2019年、旗揚げ公演『売り言葉』、2022年『人の気も知らないで』、2025年、小さい劇作家フェスvol.3『海の底の石』
活動拠点:岡山県岡山市
チケット
こちらの企画は参加券で観劇いただけます。
